もしあなたが英語が苦手な高校生で、どうしても難関大学に行きたいと思っているなら、英語の対策を最優先に行い、英語の苦手意識をなくしましょう。
英語の苦手意識をなくすのは簡単なことではなりませんが、正しいやり方で基礎から１つ１つ身につけることで克服することができます。伸ばすことができます。
この記事では、基礎固めから効率的に英語の苦手意識を克服する勉強法を紹介します。
- 英語の基礎固めをする（単語・文法）
- 読解力をつける
- 英作文・スピーキングの対策
- 会話文のパターンを習得する
- リスニング・対策を同時に行う勉強法
この記事を読むことで、あなたの英語学習が効率的に進むようになり、英語の苦手意識を克服し、難関大学への道が開けることでしょう。
英語の基礎固めをする（単語・文法）
英語学習の基礎となるのが「単語」と「文法」です。これらをしっかりと身につけることで、より高度な英語力を身につけることが可能となります。
英語に苦手意識がある場合、中学レベルでつまずいていることが多いです。そのため単語、文法共に中学レベルから漏れがないようにしましょう。
英単語
もし、あなたが英語に苦手意識があるなら、まずは中学レベルの英単語から習得しましょう。
単語数にすると約4,000~6,000語の単語が必要です。
- 中学レベルで約1,600~1,800語
- 高校レベルは約2,000~2,500語
中学レベルの単語は、高校レベルの英語の基礎になりので、中学レベルの単語を先に習得してしまいましょう。
やみくもに暗記しても身につきません、薄く広く単語に触れることから始めだんだん深い理解につなげていきます。具体的には次のようなSTEPで取り組みます。
1単語1訳から始める
まずは、1つの単語について1つの意味を覚えることから始めましょう。例えば、「run」は「走る」という意味が一般的ですが、「運営する」や「立候補する」など、他の意味もあります。しかし、初めのうちは1つの意味をしっかりと覚え、その単語を使いこなすことが大切です。
この段階では、「英語勉強アプリmikan」や「キクタンアプリ」の利用も有効です。
徐々に他の意味も覚える
次に、その単語が持つ他の意味も覚えていきましょう。これにより、単語の幅が広がり、より多くの文脈でその単語を使うことができます。例えば、「run」の「運営する」や「立候補する」などの意味を覚えることで、「He runs a company.」や「She is running for president.」といった表現が理解できるようになります。
例文で使い方も一緒に覚える
単語の意味を覚えるだけでなく、その単語がどのように使われるのかを理解することも重要です。そのためには、例文を通じて単語の使い方を覚えることが有効です。例文を覚えることで、単語の文脈での使い方や、その単語が含まれる一般的な表現を理解することができます。
次に、英文法の学習について見ていきましょう。
英文法は例文と合わせてマスターする
英語学習において、文法の理解は必須です。中学レベルから高校基礎までの英文法をマスターすることで、英語の理解力が飛躍的に向上します。なぜなら、文法は言語の骨組みであり、単語がどのように組み合わさって意味を成すのかを理解するための道具だからです。
文法のルールの理解
英文法を学ぶ際には、まずは文法のルールを理解することが重要です。動詞の時制や形、前置詞の使い方、主語と述語の一致など、基本的な文法ルールを把握することで、英文を正確に理解することが可能になります。
例文の理解と暗記
次に、例文を用いて文法の理解を深めることが重要です。例文を通じて、文法ルールが具体的にどのように適用されるのかを理解することができます。また、例文を暗記することで、自然と文法ルールも身につきます。例文を暗記する際には、ただ単に覚えるのではなく、その文がどのような文法ルールに基づいて構成されているのかを理解しながら覚えることが大切です。
文法を使ってみる
最後に、学んだ文法を実際に使ってみることも重要です。自分で英文を作ったり、英語で会話をしたりすることで、学んだ文法を実践的に使う機会を増やすことができます。これにより、文法の理解が深まり、自然と英語力が向上します。
このように、文法を単なる知識としてではなく、実際に使える知識であると感じることで身近なこととしてマスターすることができるでしょう。
読解力をつける
英語の読解力は、英語を理解し、使いこなすための基本的なスキルです。このスキルを磨くためには、まず英文解釈のパターンを身につけ、1文1文を確実に理解することから始めます。続いて、短い英文を精読し、段落ごとの内容をしっかりと把握することが重要です。最終的には、より長い文書をスムーズに読み進めることができるようになり、精読から速読へと移行する能力を養います。
- 英文解釈のパターンを身につける
- 短い英文読解 精読し1文1文解釈し理解する 精読 段落ごとの内容を理解する
- 文書を徐々に長くする 最終的には500語以上をスムーズに 精読から速読へ移行
英文解釈のパターンを身につける
英文解釈のスキルは、英語を読み、理解し、分析するために不可欠です。英文解釈のパターンを身につけることで、1文1文を確実に理解する能力を養うことができます。
英文解釈のパターンを学ぶことは、英語の読解力を高める上で非常に重要です。文の構造を理解し、それぞれの文法要素がどのように組み合わさって意味を成すのかを把握することが、英文解釈の基本です。
具体的な学習方法としては、「入門英文解釈の技術70」などの参考書を利用します。英文解釈の基本的なパターンを学ぶための練習問題を提供しており、実際の英文を使って解釈の練習を行うことができます。また、教科書や入試に使用されている例文を活用することで、実際の英語使用に即した学習が可能です。
英文解釈のスキルを身につけることで、英語の読解力を効果的に向上させることができます。1文1文を確実に理解することから始め、参考書や実際の英文を使った練習を通じて、英文解釈できるパターンを増やしていきます。これにより、英文を素早く理解できるようになります。
短い英文読解に取り組む
短い英文の読解は、英語の読解力を高めるための基本的なスキルです。1文1文を丁寧に解釈し、理解することで、英語の精読能力を養うことができます。また、段落ごとの内容を理解することで、文章全体の流れや著者の意図を把握することが可能になります。
1文1文を精読する
短い英文を読む際には、まず1文1文を丁寧に解釈することが重要です。このような読み方を精読といいます。
精読は、文の意味を深く理解するためには欠かせません。文ごとに主語や動詞、目的語などの文法要素を特定し、どのような文法構造が使われているのか？どのような語彙が使われているのか？を分析し、文の意味を正確に捉える練習をします。
段落ごとの内容を理解する
短い英文の読解では、段落ごとの内容を理解することも重要です。段落の主題を把握し、それに関連する詳細情報や著者の意見を理解することで、文章全体の流れを把握することができます。
短い英文の読解は、英語の読解力を高めるための基本的なスキルです。1文1文を丁寧に解釈し、理解することから始め、段落ごとの内容を理解することで、文章全体の流れや著者の意図を把握することができます。参考書を活用して練習を重ねることで、精読能力を養うことができるでしょう。
徐々に長い英文を攻略する
英語の読解力を高めるためには、徐々に長い文章に取り組むことが重要です。特に共通テストや難関大学の入試問題の英文は長文化する傾向にあります。
初めは300語程度の短い文章から始め、次に500語、その次に700語と、徐々に長い文章に取り組むことで、読解力を自然と高めていきます。
長い文章への取り組み方
長い文章に取り組む際は、まずは文章全体の流れを掴むことから始めます。全体の流れを理解することで、各パラグラフがどのような内容を述べているのか、全体の構造がどのようになっているのかを把握することができます。
次に、各パラグラフを細かく読み解きます。この際、知らない単語が出てきたら、その場で辞書を引くのではなく、まずは文脈からその意味を推測します。そして、全体の意味が掴めたら、辞書を引いて確認します。
最後に、一度読んだ文章を何度も読み返します。繰り返し読むことで、理解が深まり、速読力も自然と身につきます。
精読から速読へ
長い文章に取り組む過程で、精読から速読へと移行していきます。
精読は、文章を細かく読み解き、理解を深めるための読み方です。一方、速読は、文章全体の流れを掴み、大まかな内容を理解するための読み方です。
精読と速読は、それぞれ異なる目的を持っていますが、両方をバランス良く行うことで、より効率的に英語の読解力を高めることができます。
難関大学の出題傾向に合わせて、長文の英語を短時間で正確に読み取る練習をします。徐々に長い文章に取り組むことで、効率的に英語の読解力を高めることができます。
英作文・スピーキングの対策
英語のスキルを磨くためには、ただ単語や文法を覚えるだけでは不十分です。それらを実際に使って文章を作り、話す練習が必要です。
スピーキングが試験科目に含まれる大学・学部は少ないですが、スピーキングのスキルが向上することでリスニングや会話文への対応力が高まります。
対策は、まずは基本的な例文を身につけ、それを基に和文から英文への変換をスムーズに行えるようになりましょう。次に、短い英作文の練習を通じて、自分の考えを英語で表現する能力を鍛えます。さらに、日常的な会話文のパターンを習得し、自然な英語の表現を身につけます。最後に、自由な英作文の練習を通じて、自分の思考を英語で整理し、それを文章にする能力を磨きます。
- 例文を理解し暗唱する
- 短文の英作文をする
- 自由英作文を対策する
- 会話文のパターンを習得する
例文を理解し暗唱する
英語の学習において、基本例文の習得は非常に重要です。なぜなら、基本例文を身につけることで、和英変換・英和変換がスムーズにできるようになり、英語の理解力と表現力が向上するからです。
基本例文を習得する
まず、基本例文を習得することで、英語の文法や語彙を自然に覚えることができます。例えば、「I have a pen.（私はペンを持っています）」という簡単な例文を覚えることで、「have」が「持つ」という意味を持つ動詞であることや、主語と目的語の間に置かれることなど、英語の基本的な文法を理解することができます。
また、基本例文を習得することで、英語の表現を豊かにすることができます。例えば、「I am happy.（私は幸せです）」という例文を覚えることで、「happy」が「幸せ」という意味を持つ形容詞であることを覚えるだけでなく、「I am excited.（私は興奮しています）」や「I am tired.（私は疲れています）」など、同じ文型で様々な感情を表現することができます。
和英変換・英和変換がスムーズになる
さらに、基本例文を習得することで、和英変換・英和変換がスムーズにできるようになります。例えば、「彼は学生です」を英語に変換する際、「He is a student.」という例文を覚えていれば、すぐに正確な英訳を思い浮かべることができます。逆に、「She is a teacher.」という英文を日本語に変換する際も、「彼女は教師です」とすぐに訳すことができます。
以上のように、基本例文を習得することは、英語の基本的な文法や語彙を覚え、表現力を豊かにし、和英変換・英和変換をスムーズにするために非常に有効です。これから英語学習を進めていく中で、ぜひ基本例文の習得に取り組んでみてください。
短文の英作文をする
英作文は英語学習の中でも特に難易度が高いとされています。しかし、基本的な例文をしっかりと身につけることで、和英変換・英和変換がスムーズになり、英作文のスキルも自然と上がっていきます。
身につけた例文をもとに、自分で英作文をします。間違いを恐れずどんどん英文を作成しましょう。はじめは、完璧な英文を作れませんが、間違えることで次はよりミスの少ない英文を作れるようになります。
このような方法で英作文に取り組むことで、英作文のスキルを向上させるだけでなく、英語の語順や文法の理解、語彙力の向上にも繋がります。
自由英作文を対策する
自由英作文を苦手とする高校生は多いです。その分しっかり対策することで差がつけやすいです。
まずは、自由英作文で使う基本的な構成を理解し、スムーズな文章のつなぎ方を習得することから始めましょう。
自由英作文の基本的な構成
まずは、自由英作文の基本的な構成について理解しましょう。
一般的に、自由英作文は「導入部 – 本論 – 結論」の3部構成となります。
- 導入部では、自分が何について書くのかを明確に示します。
- 本論では、自分の主張を具体的に説明し、それを支える根拠を示します。
- 結論では、自分の主張を再度強調し、全体をまとめます。主に、導入部を言い換えた英文が使われます。
文章のつなぎ方
次に、文章のつなぎ方について学びましょう。
英文は、一つ一つの文が独立しているわけではなく、全体として一つの意味をなしています。そのため、文と文のつながりを示す接続詞や前置詞を適切に使用することが重要です。
例えば、「しかし」を表す’however’や「その結果」を表す’as a result’などは、文と文の関係性を明確に示すのに役立ちます。
過去問題を研究する
そして、自由英作文の学習には過去問題の活用が欠かせません。
過去問題を解くことで、実際の試験で求められる英作文のレベルを把握し、自分の弱点を見つけることができます。回答例を見ることで、自分の英作文の質を向上させるヒント得られます。
このように、自由英作文の学習は基本的な構成の理解、文章のつなぎ方の習得、そして過去問題の活用が重要となります。これらを意識しながら、日々の学習に取り組んでみてください。
会話文のパターンを習得する
会話文の練習は、スピーキングスキルを向上させるために重要です。実際の会話を想定した練習を行うことで、自然な英語表現やリアルタイムでの英語の理解力を鍛えることができます。
日常的な会話文のパターンを知る
日常的な会話文のパターンを理解し、それを自分のものにすることが重要です。なぜなら、それが英語の基本的な表現力を身につける第一歩だからです。
会話文のパターンを学ぶことで、自然な英語表現が身につきます。また、そのパターンを使って自分で文章を作ることで、英語の理解が深まり、英語力が向上します。
特有の言い回しや省略を知る
会話文の中には、特定の状況や文脈で使われる特有の言い回しや省略があります。これらの言い回しを習得することで、より自然な英語表現が可能になります。これにより、会話文のリスニング力をつけることができます。
知らない会話のパターン、言い回しや省略があると、そこで頭が真っ白になります。だたし、知っていれば難易度は高くないのでしっかり対策しましょう。
効率的勉強法 リスニング・英作文対策も同時にできる
英語の勉強において、リスニングと英作文は多くの高校生にとって難関です。しかし、これらのスキルは効率的な勉強法を用いることで、同時に向上させることが可能です。以下に、リスニングと英作文の対策を同時に行うための勉強法を紹介します。
クイック・レスポンス法 英単語の超速記憶法
クイック・レスポンス法は、英単語を短時間で効率的に記憶するための方法です。この方法では、単語カードやアプリを使用して、単語とその意味を繰り返し確認し、短期間での記憶を促します。この練習を続けることで、リスニング時に単語を素早く認識し、英作文時にも迅速に適切な単語を思い出すことができるようになります[1][5]。
音読：読む・話す・聞くを総動員した学習法
音読は、英語の総合的な力を鍛えるのに非常に有効な学習法です。テキストを大きな声で読むことで、視覚と聴覚、発声を同時に使い、英語のリズムやイントネーションを体に染み込ませます。また、音読を行うことで、発音の練習にもなり、リスニング能力の向上にもつながります。発音できる単語は聞き取りやすくなり、英作文においても正しい単語の使用が容易になります[2][5]。
瞬間英作文：英作文のスピードと正確さを向上させる
瞬間英作文は、与えられた日本語の文を即座に英語に変換する練習を行います。このトレーニングを通じて、英作文のスピードと正確さを同時に鍛えることができます。また、瞬間英作文は思考のスピードを上げるため、リスニング時の即時理解にも役立ちます。日常的なシチュエーションや頻出の表現を中心に練習することで、実際のコミュニケーションや試験でのパフォーマンスが向上します[3][4]。
これらの勉強法を組み合わせることで、英語のリスニングと英作文の能力を効率的に高めることができます。高校生の皆さんは、これらの方法を日々の学習に取り入れ、難関大学への道を切り開いてください。
まとめ 英語が苦手な高校生のための効率的な英語勉強法
この記事では、英語が苦手な高校生が難関大学に進学するための英語学習法について詳しく解説しました。基礎固めから始め、効率的な勉強法を用いてリスニングや英作文のスキルを向上させ、さらに読解力を鍛え、最終的には自由な英作文が書けるようになることを目指しました。
英語学習は一朝一夕で結果が出るものではありませんが、この記事で紹介した方法をコツコツと続けることで、確実に英語力は向上します。
勉強法はわかったが、自分だけでできないと感じる方は、学習サポートを受けられる学習コーチング塾を利用することをおすすめします。
